のりピー、女3人逃避行、箱根の温泉で“クスリ抜き”

覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された歌手で女優の酒井法子容疑者(38)の6日間にわたる“解毒逃亡”のルートが明らかになってきた。都内や山梨に加え、箱根や立川にも立ち寄っていたことが判明。これまでは育ての親である継母(62)と行動を共にしていたとされていたが、もう1人別の知人女性が酒井容疑者の逃避行に同行していたというのだ。女3人の逃亡・潜伏生活の真の狙いは−。

この逃避行について、「育ての親で、父の再婚相手である母親ともう一人の知人女性と一緒だった」と供述。車だけでなく、電車も使って移動していたと話していることが分かった。

【箱根の温泉で“クスリ抜き”の可能性】
継母については、酒井容疑者が姿を消した3日以降、所属事務所のサンミュージックが酒井の身内として何度か連絡を試みたが、連絡は取れずじまい。今も所在はつかめていないという。また、新たに同行が判明した知人女性の素性も明らかになっていない。

関係者への連絡や移動などで女性2人の綿密な“サポート”を受けていた可能性が強まったことで、当初は姿をくらませたことを「気が動転していた」としていた酒井容疑者の供述の矛盾点がさらに色濃くなった。「立ち寄り先の記憶があいまいというが、自分で車を運転していれば目的地は覚えているはず。第三者に連れられて移動していたことをうかがわせる」(捜査関係者)

酒井容疑者は逃亡初日の3日、東京駅近くのコンビニで6000円分のミネラルウオーターやカップ麺などを購入していたことが分かっている。そのため、「覚醒剤使用の痕跡を消し去るため、体の新陳代謝を良くしようとミネラルウオーターを飲み、箱根で発汗作用のある温泉に立ち寄った可能性もある」とみる捜査関係者も。

果たして空白の6日間は、女3人の“解毒行脚”だったのか。酒井容疑者は尿検査では覚醒剤は検出されなかったが、同課では常習的な覚醒剤使用を裏付けるため、酒井容疑者の毛髪鑑定の準備を進めている。