荻窪駅ホームで口論、線路に突き落とす

JRの駅のホームで居合わせた男性の胸ぐらをつかんで線路に転落させ、重傷を負わせたなどとして、警視庁は18歳の少年を逮捕しました。

傷害の疑いで逮捕されたのは、東京・新宿区の18歳のアルバイトの少年です。

警視庁によりますと、少年は今月12日、東京・杉並区のJR中央線「荻窪駅」のホームで、44歳の男性の胸ぐらをつかんで、線路に転落させ、肋骨を折るなど全治1か月の重傷を負わせた疑いが持たれています。少年と一緒にいた少女(19)がゴミを捨てようとした際、居合わせた男性と口論になったということです。

取り調べに対し、少年は「彼女にイチャモンをつけたからやった」などと容疑を認めているということです。

荻窪署によると、少年はペットボトルを捨てようとして、ごみ箱の前にいた男性に移動するように声を掛けたことから口論になった。男性は飲酒していたという。

乗客らから通報を受けた駅員が、立ち去ろうとした少年を改札で発見し、110番した。少年と男性の証言が食い違うことなどから、荻窪署はいったん少年を帰宅させたが、防犯カメラに突き落とす様子が映っていたため14日に逮捕した。

荻窪署は、男性についても少女の左腕をつかんだ際に軽傷を負わせたとして、傷害容疑で書類送検する方針。